2024年12月12日に、AXIES2024年度年次大会のORCID部会で「日本におけるPIDの可能性と担い手コミュニティ」を開催しました。田辺浩介氏(物質・材料研究機構)から2024年6月に行われたPIDfestの参加報告、林和弘氏(科学技術・学術政策研究所)からPIDを巡る日本の最近の動向についての発表が行われた後、森雅生氏(東京科学大学)から日本におけるNational PIDの現状と課題についての説明が行われました。説明の中では、現状の日本の学術流通における課題の解決策として、e-Radと国内外のデータベースとの情報共有の実現をはじめとする、国内の学術情報の国際的な流通と情報の重複入力の削減による研究管理業務の負担の削減の実現や、PID導入に関する教育や啓発活動を通じた研究者の理解の促進が挙げられました。