11月19日から21日まで札幌コンベンションセンターにて行われる大学ICT推進協議会(AXIES)で、ORCIDに関する企画セッションを行うことになりました。
パネルディスカッション「日本におけるORCIDの活用と普及の未来」
11月21日(水)13時30分〜15時(F会場)
登壇者
- 青木 学総(京都大学)
- 江川 淳一(エクスジェン・ネットワークス株式会社)
- 林 正治(国立情報学研究所)
- 矢吹 命大(横浜国立大学)
- 森 雅生(司会、東京工業大学)
〔概要〕
永続的かつ一意的な研修者識別子としてORCIDが世界的に普及しつつある。しかしながら、日本国内においては、「論文を登録する際に求められる何らかのID」としての認知でしかなく、これ以上の利活用の事例はまだ多くみられない。
一方で、日本におけるORCIDへの機関参加は、昨年から本年にかけて増加傾向(現在17団体、内大学6機関)にあり、また水面下では、機関利用参加を検討している大学も数多くあり、日本での普及拡大前夜ともいえる段階である。
ORCIDは、潜在的な利益を秘めた永続的かつパブリックIDとして期待されている。たとえば、今後重要視される、研究データ管理における永続的なIDとしての利用である。すわなち、ORCIDの普及は、これらからの学術情報の基盤としての重要な課題を多数含んでいるといえる。本セッションでは、ORCIDコンソーシアム設立運営委員会のメンバーが、パネルディスカッション形式でORCIDの普及に向けた関連組織の活動状況の報告や、活用と普及に関する議論を行う。