FAQ

コンソーシアムメンバーになるには?

 「コンソーシアム入会機関募集」をごらんください。なお、ORCID日本コンソーシアムへの参加は、AXIESの会員機関でなくても行えます。

自機関の研究者データベースや機関リポジトリとORCIDを連携するには?

 お使いの研究者データベースや機関リポジトリから、ORCIDの情報の更新を行いたい場合は、ORCIDのMember APIの利用が必要になります。ORCID日本コンソーシアムの会員は、Member APIのすべての機能を用いることができます(機能の詳細は、一覧表を参照してください)。 お使いのアプリケーションがORCIDのCSP(Certified Service Provider)一覧に掲載されている場合、Member APIの利用申請を行っていただければ、特別な手続きなしですぐにMember APIを用いることができます。

 お使いのアプリケーションがCSP一覧に掲載されていない場合、アプリケーションの運用開始前に、上述のMember APIの利用申請に加えて、ORCIDの運営スタッフ、もしくはORCID日本コンソーシアムによる実装レビューが必要になります。このレビューでは、ORCIDの実装の最低要件具体的なチェックリストが公開されています)を満たしているかを、動作デモやスクリーンショットなどで示す必要があります。ORCID日本コンソーシアムでは、実装レビューの対応はもちろん、ORCIDのAPIを用いたアプリケーションの計画や実装について具体的な相談に乗ることができます。アプリケーションの開発と提供を考えている参加機関の方は、まずはORCID日本コンソーシアムにお声掛けください

 なお、ORCIDでのログイン機能のみを実装する場合や、ORCIDで公開されている情報のみを読み込む場合は、Public APIを用いることができます。この場合、実装レビューは必要なく、APIクライアントの申請のみでAPIを利用することができます。また、ORCIDはMember APIを用いたアプリケーションの開発のために、専用のサンドボックス環境を提供しています。

 Member API, Public API, サンドボックス環境のいずれの利用についても、ORCID日本コンソーシアムでご相談に乗りますので、お気軽にお問い合わせください

ORCIDのWebAPIを使わなければ、ORCIDの恩恵は受けられないのですか?

 ORCIDの最大の恩恵は、そのWebAPIを用いて、研究者とさまざまな研究活動を自動的に、かつ正確に関連付けられる点にあります。しかし、WebAPIを使えない・WebAPIを用いたサービスを導入する予定がない場合でも、じゅうぶんに恩恵を受けることができます。 ORCIDコンソーシアムの会員は、ORCIDの提供するサービスであるAffiliation Managerを利用することができます。Affiliation Managerでは、CSVファイルを用いた自機関の研究者へのORCIDの登録依頼や、自機関の研究者のORCIDレコードに対する所属情報の書き込みを行うことができます。これによって、自機関の研究者のORCID、ならびにそれに関連付けられた論文や研究データ、助成金の情報を容易に把握することができるようになります。また、自機関の研究者のORCIDの所属情報を証明することで、その研究者のORCIDレコードの情報の信頼性を高めることができます。