AXIES2024年度年次大会で企画セッションを開催します(2024年12月12日)

大学ICT推進協議会(AXIES)2024年度年次大会(2024年12月10日~12日、奈良県コンベンションセンター)において、企画セッション「日本におけるPIDの可能性と担い手コミュニティ」を開催します。ふるってご参加ください。
参加申し込みは、年次大会のWebサイトの案内をごらんください。

  • 日時: 2024年12月12日 9:00~10:30
  • オーガナイザ: 森 雅生(東京科学大学)
  • 講師・パネリスト・司会者等: 森 雅生(東京科学大学)、田辺 浩介(物質・材料研究機構)林 和弘(科学技術・学術政策研究所)
  • 概要: ORCIDは研究者のための永続的識別子として国際標準となりました。電子ファイルで供給される論文などを識別するDOIはすでによく知られて使われており、近年は機関のPIDであるRORと研究リソースのPIDであるRRIDなどの整備も完了し、これらPIDが学術情報を支える基盤となって、国際的な情報流通がさらに促進されるフェーズに入ったと言えます。しかし、これらの取り組みは、従来の関連企業に全てお任せで運営されているのではなく、国際的なコミュニティを形成して運営されています。このセッションでは、日本におけるPIDのコミュニティを形成するための要件や、どのように関係者を巻き込むかを議論したいと思います。

広島大学がORCID日本コンソーシアムに加入しました

2024年10月1日、広島大学(https://ror.org/03t78wx29)がORCID日本コンソーシアムに加入しました。これでORCID日本コンソーシアムには23機関が参加することになりました

ORCID日本コンソーシアムでは、引き続き参加機関を募集しています。コンソーシアム加入のお問い合わせは、フォームからお寄せください。

【イベント開催報告】シンポジウム「PIDを成功させるコミュニティの実現」

2024年8月26日(月)に、シンポジウム「PIDを成功させるコミュニティの実現」を開催しました。シンポジウムでは、Joy Owango氏アフリカPID連合)から、アフリカからの学術情報の発信におけるPID(永続的識別子)の重要性、それを支えるコミュニティ形成の取り組み、ならびにPID基盤”DOCiD“の紹介が行われました。また、田辺浩介氏林和弘氏宮入暢子氏から、6月に開催されたPIDfestの参加報告が行われました。
ディスカッションでは、National PID Strategies(国レベルでのPID戦略)の検討や具体化がアフリカをはじめ世界中で進む中、明らかに立ち遅れている日本のPID戦略のあり方について、草の根・現場レベルでの提言を作成しようという提案が行われました。

当日の発表資料は以下で公開しています。